投票権を持たない子どもの未来

今後の励みのためにシェアをお願いします。

%e6%9c%89%e6%a8%a9%e8%80%85 誰のための国民・住民投票か

もう1年ぐらい経ちますか……。
橋下知事が実施した大阪都構想の賛否に関する住民投票。
これは接戦で否決ということになりました。
 
そして、つい最近あった国民投票が、イギリスのEUからの離脱の是非を問うものでした。
これも接戦で離脱ということになりました。
 
住民投票・国民投票を利用して、大きな方針を決めるのは正しい手続きはだとは思います。
しかしその結果が僅差の場合、その結果をして地方自治体や国の方針決定の手続きとして正当性があるのかと問われると、少し疑問に思います。
残念なことではありますが、 そもそも投票をする住民や国民が、投票の内容やその影響を自らの頭でしっかりと考えているかどうかにも大きな問題がありそうです。
 
その話は少し置いておいて……。
 
実は、このふたつの投票結果には、私が見逃したくない、もうひとつの共通点――接戦という共通点以外に――があります。
それは、接戦を制した側に年齢が高い人が多い、ということです。
つまり、大阪府の場合は、年齢が上の人ほど都構想に反対で、住民投票の結果が都構想反対に、また、イギリスの場合は、年齢が上の人ほど離脱に賛成で、国民投票の結果がEU離脱にとなったということです。
決して年齢が高い人の意見をないがしろにしているわけではありません。
ありません……が、単純に年齢が低いの人の方が、余命が長い分、その決定の影響を長く受けることになるはずです。
さらに言うと投票権を持っていない年齢層は、気が付かないうちに大きな影響を受けてしまうことになるでしょう。
ですから、投票結果が僅差であり、しかもその僅差が、若者の不参加と高齢者の希望から生じているとするならば、それは、残念な状態であると思えてならないのです。
 

 私の夢

私は、漠然とではありますが、今住んでいる町の政治に携わりたいと思っています。
まぁ、約45歳現在の夢といったところです。
できれば、政治に関わって、子どもたちが「この町に住みたい」「この町に戻ってきたい」と思える、そして「この町で自分の子どもを育てたい」と思ってもらえる町にしたいと考えています。
 
私の住む町でも、人口が減少し、高齢化が進んでいます。
高齢者対策が急務になってきています。
しかし、あえてそんな町で、子どもの未来を見据えた活動をしていきたいと思っています。
きれい事を言えば、高齢者も子どもも幸せになれる町がよいに決まっています。
しかしながら、政治の世界は、大阪都構想やイギリスEU離脱のように時として大きな決定をしなければならないものです。
 

 投権利を持たない子どもたちの未来

こういったとき、私は思うのです。
未来への選択をする際の基準は、我々大人の5年後の未来ではなく、子どもの30年後の未来でなくてはならない、と。
そこに思いをはせなければ、大人として、自分たちの生きた時代を引き継いでもらう側の者として、子どもたちに恥ずかしいんじゃないかと思うのです。
投票権を持っていない子どもたちの未来を、投票権を持っている我々大人が、自分のためではなく、子供たちのために本気で考えてあげなければ、胸を張って投票権を行使したとは言えないのではないでしょうか。

今後の励みのためにシェアをお願いします。

今後の励みのためにフォローをお願いします。